はじめに
寝坊主です。
今回はFIREの種類について、それぞれの考察を書いてみようと思います。私自身もリーンFIREって何?みたいなのがあったので個人的な整理のためにも書いてみようと思います。
1.ファットFIRE(Fat FIRE)
「ファットFIRE」とは、最低限必要な生活費だけでなく、贅沢した暮らしも可能なほどの収入を運用益で得られるFIREです。まさに、FIREの理想形であり完成形ともいえます。4つのタイプのなかでも、実現難易度(必要資金)がもっとも高く、当初FIREという概念が出てきた時にはこれ以外は頭に浮かばなかったと思います。The成功者って感じのリタイヤ生活ですね。
考察
公務員として働いていたときはこの状態に本当に憧れていました。
時間もお金も健康もある。あるものづくしで不安はないみたいな状態は最高だなといった感じです。
いざ辞めてみると私のように趣味が少ない人間にとっては暇だなと感じてしまったり、私のように子供がいると、子供が学校で勉強している時に遊ぶのは罪悪感を感じてしまう人もいると思います。
それをさらに超越してホームスクーリングや旅し続ける生活ができるようにお金を貯めるというのも選択肢だと思いますが、私のような内向的な凡人では逆に疲れてしまう生活かもしれません。
2.リーンFIRE(Lean FIRE)
「リーンFIRE」は、ファットFIREと同様に資産収入のみで生活できる状態ですが、贅沢をせずに倹約しながら暮らす点がファットFIREとの違いです。物価の安い地方に移住したり、ミニマリストとして節制した生活を送ったりなど、お金を使わない生活を楽しめる人に向いています。FIREにかかる必要資金も少額で済むため、ファットFIREよりも達成しやすいといえます。Leanには「無駄のない」という意味があります。
考察
実現可能性が高いところがとてもいいですね。
資産収入だけで生活できるので、時間も健康もあるうちに自由が早く手に入るというのは魅力的です。
ファットFIREはどうしても実現性という意味では、誰でもできるというものではないので、これは無理だ・・・。と諦めてしまう人も多いと思いますが、そういう方への救いの選択肢になり得ると思います。
FIREを目指す際の資産形成ではほとんどの方が節制するので、その過程が苦でない人は無理にFIREを目指すよりもこちらの方が適していると思います。
3.サイドFIRE(Side FIRE)
「サイドFIRE」とは、資産収入と労働収入の2つの収入軸を持ちながら生活する状態です。保有資産とその運用益では足りない分を、会社には所属せずに(フルタイムで働くことなく)自分らしく働きながらまかなっていくスタイルです。ファットFIREよりも必要資金が少なく済み、かつリーンFIREよりも経済的な自由度が高いため、より現実的で目指しやすいFIREといえます。
考察
私が実践している種類です。
私は節制生活という意味ではリーンFIREでも全く問題ないのですが、サイドFIREが自分にはあってるなと思っています。
理由は3つです。
1.働くことが嫌なのではなく、嫌な人と拘束されて働くというのが嫌いだったため。
2.趣味も友人も少ないため、働くことを0にすると暇になりすぎて幸福度が下がってしまうため。
3.お金が好きなので、働いて稼ぐことが楽しいため。
リーンFIREのつもりだった方も、上記のような理由で自営業とかをスタートさせる人も多いのではないかと勝手に思っています。
4.バリスタFIRE(Barista FIRE)
「バリスタFIRE」もサイドFIREと同様、働きながら不足分を賄うタイプの FIREですが、両者では雇用形態が異なります。サイドFIREが会社に属さず個人事業主、フリーランスとして収入を得る一方、バリスタFIREは、会社に所属して収入を得るスタイルのことを指します。
ただし、週5日フルタイムで働くのではなく、パートタイム・アルバイトといった労働時間を調節できる働き方を選ぶことで、労働収入を得ながらも自由な時間を確保することを目指します。会社に所属することで社会保険に加入することができる点もメリットといえます。
考察
この方法も実現可能性が高くていいと思います。
私は自由にやりたいという気持ちが強かったので、シフトを組むのも嫌だし、社員・同僚に嫌な人がいると嫌になっちゃうので敬遠しますが、今の激務労働は嫌だけど、人とチームで働くのが好きだし、対人ストレスは結構強い方とかは向いていると思います。
私自身もすごくゆるい職場で人間関係がいい感じだったらこのスタイルも楽でいいな〜と感じます。
まとめ
世の中ではファットFIRE以外はFIREじゃないとか、いちいちFIREってつけて誤魔化すなとかいろんな意見がありますが、いろんな生き方があるということがイメージしやすいので、私はバリエーションがあって良いと思います。
私が働いていて一番激務でしんどかった時は、「辞めたい。だけど辞めるなんてできない」という状況でした。今回あげたような多様な辞めるという選択肢をその時知っていれば精神的に追い込まれることも軽減されていたと思います。
皆さんの選択肢の参考になれば幸いです。
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