MENU

足るを知る: なぜ買っても買っても幸せになれないのか?

目次

そもそも足るを知るとは?

 このブログのタイトルの元になった足るを知るについて書いてみることにしました。

 私たちは常に欲求や欲望を追求する中で、無意識的にも意識的にも満足感や幸福をずっと求めています。

 しかし、「もっと、もっと」と欲求の果てしないサイクルに陥り、満足感を得ることがどんどん難しくなります。

この状況に対処するために、中国の哲学者である老子が「足るを知る」という概念を提唱したとは言われています。

 この考え方は、物質的な豊かさや成功に執着するのではなく、現状に感謝し、満足することで真の幸福を見出すことを意味します。本記事では、「足るを知る」の意味とその実践方法について探求します。

「足るを知る」とは、欲求を制御し、十分なものに満足することを意味します。

 この概念は、古代の哲学者たちが提唱した「節制」とも関連しています。

 彼らは、欲望の制御と自制心の発展が、心の平静と真の幸福につながると考えました。

足るを知るには具体的にをすればいいのか?

「足るを知る」の実践方法はシンプルです。ただあることに着目するということです。

・・・といってもではどうやってただあることに着目するかというのがピンとこない方もいらっしゃると思います。

そこで、自己啓発などでよくある感謝日記を書くというのも、これを実践するための良い方法だと思います。

感謝日記の書き方

日記の付け方は基本的に自由

感謝の対象はなんでもOK

無理にたくさん書かなくてもOK

自分の好きな時間帯に記入すればOK

ストレスなく続けることが大切

感謝日記の効果とは?感謝の気持ちが学習モチベーションを向上させる【立命館大学・山岸典子教授】

感謝日記の具体的な書き方とかはいろんなサイトで紹介されていると思いますが、下記のリンク先がわかりやすかったのでやってみたい方は是非参考にされたらいいと思います。

感謝日記の効果とは?感謝の気持ちが学習モチベーションを向上させる【立命館大学・山岸典子教授】

膨らみ続ける欲望とどう向き合うのか?

現代の日本では、雨風しのげる家があること、電気・水・ガスが使えること、毎日着る服があること、毎日暖かいお湯で身体を洗い綺麗にできること、戦争・内戦のない平和な生活ができていること、これらが当たり前になって感謝することがなくなってきていると思います。

 日本に暮らしているだいたいの人ができている暮らしというのは当たり前で、そのことに感謝しないようになってしまいます。これらのことは100年前には全く当たり前のことではなかったことで、憧れていた生活のはずです。

 さらに言えば、一家に一台車があったり、最新の家電がある、子宝に恵まれる、家族がいることなど、持っていない人・持てない人がたくさんいるようなことでも、自分が手に入れてからしばらくすると当たり前に感じてしまいます。

 そうしていくら手に入れても、上には上があり、軽自動車から普通車、普通車でもハイブリッドやスポーツカー、さらにはみんなが憧れる高級車と欲は永遠と膨らんでいきます。

 さらに厄介なのが資本主義社会では、もっとたくさんお金を使わさせるために、メディアやSNSなどを使って「こんないいものがあるよ。あなたにはこれが足りていないよ。こんな暮らし素敵でしょ。こんな不安はありませんか?」と足りないことを意識させるメッセージを送り続けてきます。この人間の慣れるという特徴を利用して、GAFAや世の中のエリートさん達が計算し生み出した広告で煽ってきます。

 だからこそ、現代社会では特に足るを知ることが大切です。

 だいたいの人は、普通に暮らしていると自分の現在の状況を当たり前であると錯覚してしまいます。だから再度自分たちの恵まれていることを一つづつ認識し気づくことが重要だと思います。

先ほどあげたようなことなど、当たり前のように与えられているものに感謝することを続けていけば、お米が食べられるだけでも満足できるようになっていきます。

 お米が食べられるだけで幸せを感じられる人と、タワマンでスポーツカーを買って、年収は2000万以上で、元モデルの妻がいて・・・etc全てが揃わなければ幸せじゃないと思っている人とではどっちが幸せになりやすいかは明白だと思います。

私は前者の小さなことで幸せになれる方を選んで、なるべく満たされた状態で生きられるようになることが目標です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次