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大人になって歴史の面白さに気付く

こんにちは、コケコです。

私は30代半ばですが、この年になり初めて「歴史」の面白さに気付き、現在どっぷりと歴史の学びにはまっています。

とはいっても、私は全く頭が良くなく理解力が低いため、本を読んでも動画を見ても現地に行っても、
残念ながら知識としてほとんど定着はしていないです。

そんな自分ですが、どうして歴史を学ぶのが楽しいのか?
歴史を知るためにどんなことをしているのか?
歴史を知るおすすめスポットは?

詳しく分析してみようと思います。

目次

歴史にはまったきっかけ

2022年に公開されたアニメーション映画「犬王」(公式サイト)を映画館に見に行き、
一気に平家物語に興味を持つようになりました。

私は映画は普段からほとんど見ないのですが、
なんとなく和の雰囲気が好きだったのと、湯浅監督のアニメがもともと好きだったため
歴史の知識もほぼ無いし、予告のアニメーションすら見ない状態で見に行きました。


本当に歴史の知識が皆無だったので劇中わからないところ、理解できなかったところも
多々ありましたが、まさに圧巻の一言で大変衝撃を受けました。

ブルーレイもしっかり予約して購入し、劇中時代のことをもっともっと知りたいと思うようになり
時代や人々のことについてインターネットで調べたり、図書館で本を借りたりするようになりました。


大変有名な作品なので既に見た方も多いと思いますが、
もしこれから見る場合は少しだけでもいいので平家物語を知っておくと、
より面白さが深まると思います。

歴史を学べば学ぶほど、
「この合戦の事を言っていたのか!」
「ここはこう繋がっていたのか!」
という新しい発見があり大変面白いです。

得た知識から派生して、次世代の人について調べたりライバルなどの違う視点を調べると
どんどんと面白さが広がり、終わりのない知識の旅の面白さを感じています。

まだまだ全く知識がないので、今後も何度も見返して気付きを得たい作品です。

昔の人も、自分にも「感情がある」

歴史を知れば知るほど、今自分が生きているこの瞬間までに数えきれないほどの
出来事があって、それには一人一人の数えきれないほどの「感情」「心」の動きがあったことに気付かされます。

明るい出来事ばかりではなく、むしろ目を覆いたくなるような惨劇があったことを知ります。
自分が今まで目を止めもしなかった場所でも、色々な出来事があったことを知ります。

歴史上に残っている名前の人達だけではなく、その陰には自分のように平凡に生きていた
数えきれないほどの方々が確かに生きていたことに気付かされます。


どんなに苦しいと感じても、歴史上には自分が知るより遥かに悲しい、苦しい事がたくさんあったこと。
世の不公平さや無常さは今よりも遥かに深かったと思うけれど、選択肢もはるかに少なかったこと。
山のような悲しみ、苦しみ、無常さが今この時代まで繋がって、自分が生きていること。

コケコ

私がこれまでに感じてきた悲しみや苦しみは、
歴史上の誰かも必ず感じてきたことなんだな、と気付くと、
急に歴史が自分ごとに変わったのです。

学生の頃は、歴史を学んで何になるのか?
既に終わった時代の年号や人名を暗記して何の役に立つのか?と思っていました。

感情や経験の積み重ねが浅い若いころでは、それも無理もないよなーと思います。
完全な他人事の知識はその場限りの苦行で終わってしまい、あっという間に忘れていきます。

改めて歴史を学び始めて、自分が中学生レベルのことすら何も知らなかったのに驚きました。

コケコ

知識ゼロの状態からなので、伸びしろだらけです!


何の学びでもそうですが、「自分ごと」として捉えられたとき学問が初めて面白くなるのだなと知りました。

歴史を知るために読んだ本など

そんな知識ほぼゼロの私が、学びのために活用しているものを紹介します。

理解力が低く、難しいことは大嫌いな自分が活用しているものばかりなので、ビギナーさんにおすすめです!
そして資料はほぼ図書館から借りられるものなので、費用もほとんどかかりません。

小学館版学習まんが 少年少女 日本の歴史

https://www.shogakukan.co.jp/pr/manganichireki-new/


図書館児童向けの歴史コーナーに大抵置いてあると思います。
私は源平合戦から学びを始めたので、平安時代あたりから少しずつ借りて読んでいます。

漫画とはいってもとにかく登場人物は多いし、名前は似ているしで全然理解しきれていませんが、
文字だけで歴史を知ろうとしてもまず挫折すると思うので、ざっくりと知るには最適です。

ちなみに人気のあるシリーズなため、いつ図書館に行っても大体お目当ての巻は借りられていたり、飛び飛びで置かれているので未だ通しで読み切っていません。

マンガ 日本の古典 全32巻

https://www.chuko.co.jp/special/mkoten


日本の古典名作の漫画です。
たまたま図書館で見つけて、まず10~12巻の「平家物語」を借りて読んでみました。

結論から先に言うと、このマンガシリーズは日本史の入門として本当におすすめです。

私のようなビギナーズから「歴史を知るにはどうしたらいいか?」と聞かれたら、
まずこのシリーズを読んでください!と声を大にしてお伝えしたいです。

その理由は

漫画自体が読みやすく、かつ面白い。絵の迫力が凄く、引き込まれる

からです。

例えば、今私が初めて読んだ10~13巻の平家物語は、漫画を「横山光輝」先生が描かれています。
未だに読みたいと思いつつ読めていないのですが、超有名な三国志を描かれています。

また、18~20巻の太平記はゴルゴ13で有名な「さいとう・たかを」先生。
何度も描かれる戦いの絵では、漫画のことに全く詳しくない私ですが絵から物凄い気迫を感じ何度も息を飲みました。
実際の戦いの際は、このように本当に気迫と気迫のぶつかり合いだったのだなと身震いしました。

今までに読破した巻は

1、古事記        石森章太郎先生
2、落窪物語       花村えい子先生
10~13、平家物語   横山光輝先生
14~16、吾妻鏡    竹宮惠子先生
18~20、太平記    さいとう・たかを先生

です。
とにかく少し読んではページを戻り、また進んではわからなくなって戻り…の繰り返しなので
進みは大変遅いですが、この古典シリーズで、自分の知らない古典がわんさかあることを知り
早く新しい物語を読みたい気持ちでいっぱいです。

まずこの古典シリーズをざっと読む
→興味の沸いた物語と、同じ時代の解説漫画や動画を見てみる
→並行して詳しく知りたい人物についてネットで調べてみる
→文字での本にチャレンジしてみる

という流れが、私のようなビギナーさんにはとっつきやすい流れなのかなと思いました。

「シュマリ」 

https://tezukaosamu.net/jp/manga/194.html

大人になるまで歴史に全く興味のなかった私ですが、記憶している限りで一番最初に読んだ歴史漫画は
手塚治虫先生の「シュマリ」でした。
そして手塚治虫先生の膨大な作品の中でベスト3に入るくらい好きな作品です。

この作品のあらすじと魅力を紹介するには語彙力と表現力の乏しい私にはとても難しいことですが、
本当に簡潔に一言で説明するならば、

明治初期の北海道を舞台にした、シュマリという剣の達人である男と、それを取り巻く人々の激動の群像劇…
なんだと思いますが、とにかく色々なことがありすぎてとても説明しきれません。

詳しく知りたい方はぜひ上の公式サイトあらすじを見てみてください。

最初は手塚治虫先生のファンになり単に作品の一つとして読んでいただけでしたが、
歴史が好きになり何度も読み返す度に、スルメを嚙むがごとく面白さが溢れ出てきます。

北海道開拓の過酷さと悲壮な歴史、アイヌ民族、文明開化の流れ、五稜郭や網走監獄…
全てこのシュマリから学び、実際に行きたいと感じ、少しずつ調べなおしては知識を深めています。

そして主人公、シュマリの一本筋の通った生き方が本当にかっこいいです。
それゆえに、物語終盤で北海道にも文明の波が押し寄せ、それまで「当たり前」であった生き方が
「時代遅れ」といわれる流れには何度読んでももの悲しさを感じます。

大きな時代の流れは誰にも止めることはできない。
それまで当たり前だったものも、あっという間に古いといわれ時代の波に取り残されていく様は
現代でも全く変わらないことなんだなと思います。
それでもシュマリはそんな大きな流れの中でも変わらない生き方なので、見ていて本当に力強いです。

文明開化、北海道開拓の歴史を知るのにとてもおすすめの漫画です。

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